苦手なあの人でも、良いところはあるはず?
そんなまさかのギャップに、ホッコリしてしまった筆者の友人の体験をご紹介します。
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苦手な祖父

筆者の友人A子さんのお話です。
元々親戚付き合いが多い家庭だったのですが、親戚の中でも特に苦手な人がいました。

それは母方の祖父。
いつも寡黙で、何を考えているのか分からない人だったのです。

たまにしか会わない孫娘であるA子さんでしたが、厳格な祖父はA子さんを甘やかすこともありませんでした。

友人達が「おじいちゃん大好き」などと言うのが、不思議で仕方なかったのです。

親戚の集まりでも動かない祖父だったが……

お正月に祖父母の家に行った時の事です。
昔から女が台所に立つべきという家庭なので、A子さんも台所に立って手伝いをしていました。

男たちは酒を飲み、テレビを見てくつろぐだけ。
父や兄達は食器を下げてくれるなど少し手伝ってくれますが、祖父だけは椅子から一切動きません。
そんな祖父に対しても、少し嫌気が差していたのです。

それでも祖母は祖父に言われるまま動き、ずっとニコニコと笑顔なのが不思議でたまりませんでした。
そうしてA子さんは、意を決して祖母に尋ねたのです。

「なぜおじいちゃんと結婚したの?」

祖母はそんなA子さんの言葉に驚いていましたが、笑顔でこう言いました。

「あの人、ああ見えて私に甘々なのよ♡」

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