「現金が一番安心」と考えていた筆者の友人・S子の父でしたが、『あるハプニング』をきっかけに頑固な父の考えが変わっていって──。
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「現金以外は信用できない」が口癖の父

S子は30代の主婦です。実家には60代の父が暮らしており、父は昔から何をするにも現金主義でした。スーパーでも病院でも財布にはいつも紙幣がぎっしり入っており「電子マネーなんて信用できん」「スマホで払うなんて危ない」と発言し、S子がキャッシュレス決済を勧めても「手数料で損をするだけだ」「現金なら間違いない」とまったく聞く耳を持ちませんでした。

思わぬハプニングが発生

そんな父の考えが揺らいだのは、ある休日の出来事でした。家族で外出した帰り道、財布を落としてしまったのです。中には現金だけでなく、身分証明書や各種カードも入っていました。すぐに交番へ届け出たものの、その日は財布が見つからず、父は肩を落として帰宅しました。

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