今回は、筆者の友人Aに聞いた、お弁当箱をめぐる家事の話です。
何度注意しても変わらなかった夫と息子の行動に、Aはある日とうとう決断しました。
すると、二人は思わぬ形で家事の大変さを知ることになって──。

限界の日

ある日もまた、お弁当箱が放置されていました。
注意しても変わらない状況に、Aはとうとう我慢の限界を迎えます。

「出し忘れたお弁当箱は洗わないし、お弁当も作らないからね」
そう宣言したAは、本当に翌日のお弁当を作りませんでした。
昼食代も渡しません。

その日の夜、台所では夫と息子が二日間放置されたお弁当箱を洗っていました。
においの残るお弁当箱を前に、二人は思った以上に苦戦していたのです。
「こんなに大変なことになるんやな」
ぽつりと漏らした一言に、Aは思わず手を止めました。

見えた苦労

それ以来、二人の様子は少し変わりました。
帰宅前にお弁当箱を水洗いしてくるようになり、出し忘れた時は自分で洗うことも増えたのです。

特別な話し合いをしたわけではありません。
家事は毎日のことだからこそ、その苦労が伝わりにくいもの。
Aは、言葉で何度説明するよりも、実際にやってもらう方が伝わることもあるのだと感じました。
そして、お互いの負担を少し想像することが、家族で気持ちよく暮らすための第一歩なのかもしれないと思ったのです。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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