筆者の話です。
施設で暮らす母の面会に行くたび、決まって聞かれることがありました。
その言葉の意味を考えたとき、私はあることに気づいて──。
画像: 「あなたの老後はどうするの?」施設の母から何度も聞かれ、、、バツイチ50代娘の『返事』は

繰り返す質問

私はバツイチで、離婚してからは一人暮らしです。
母は現在、一人で生活することが難しくなったため施設に入所しています。
面会では、体調や日々の様子を聞きながら過ごすのがいつもの流れでした。

そんな帰り際、母はよくこう尋ねます。
「私のことは、あなたたちが見てくれるけど……あなたの老後はどうするの?」
私は50代後半。母の言葉を聞くたびに「なんとかするよ」と笑って返していました。
でも本当は、母を安心させられるような答えを持っていなかったのです。

先送りの未来

面会の日は、母の体調や施設での様子を聞きながら過ごします。
食事の話やレクリエーションの話をしている時の母は穏やかで、施設の生活にも少しずつ慣れてきたようでした。

私は、年金のことも介護のことも、気になりながら後回しにしていました。
一人で暮らしている以上、備えが必要なことは分かっています。
それでも仕事や日々の生活を優先し「まだ先の話」とどこかで考えていたのです。
だから母の質問に対しても、曖昧な返事しかできませんでした。

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