これは知人のA子さんに聞いたお話です。
我が子のスポーツを熱心に応援するパパ友の存在は心強いものですが、その熱意が思わぬ方向へ暴走してしまうことも……。善意の顔をした「毒」が子どもたちの心に忍び寄ったとき、事態を動かしたのは親の説得ではなく、子どもたちの真っ直ぐな言葉でした。
画像: 少年サッカーで「監督がダメ」「このチームじゃ時間の無駄」と噂する毒パパ友→息子が言い返した

親切なパパ友は、忍び寄る「不穏な影」の正体でした

サッカーに励む息子を応援するA子さんにとって、練習に熱心に付き合ってくれるB君パパは、当初ありがたい存在でした。しかし、次第に息子の口から「今の監督はダメだ」「効率的に練習しないとレギュラーは無理」といった、冷めた言葉が漏れ始めます。

小学生らしい純粋な楽しさが消えた息子の変化に、A子さんは強い違和感を抱きました。ある日、自主練習をこっそり覗くと、そこには驚きの光景が。B君パパは「今のチームにいても時間の無駄だ。あっちの強豪に移籍すれば、もっといい環境があるぞ」と、子どもたちに移籍を執拗に勧めていたのでした。それは指導の域を超えた、あからさまな引き抜き行為だったのです。

「毒」に染まりゆく息子へ向けた、母の覚悟と信じる力

大人側の偏った持論で子どもたちの気持ちが歪められるのは見過ごせません。B君パパは「将来のため」という大義名分を掲げていましたが、それは自分の理想を他人の子にまで押し付ける「毒」でしかありませんでした。

A子さんは、悩んだ末に息子を直接否定はせず「大人が言うことがすべて正しいとは限らない。あなたは自分の意見をしっかり持って、好きなように話していいんだよ」とだけ伝え、彼を再び送り出しました。それは、息子が自分自身の心で答えを見つけ出すことを信じた、母としての静かな覚悟でした。

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