筆者の話です。産休代替で入った病院で待っていたのは、感情の起伏が激しく周囲に恐れられているベテラン栄養士との日々でした。心身ともに限界を迎えた私は退職を決意。最後の2週間で私が職員さんたちと起こした行動とは……? スカッと解決エピソードをお届けします。

退職前の密かな行動

退職を決めた私は、最後の2週間で密かに行動を起こしました。

まず、Fさんの不適切な言動と勤務中の行動を日時と共に詳細に記録した日誌を作成しました。

「〇月〇日、9時05分、理由なく怒鳴られる『なんでこんなこともできないの』」

「〇月〇日、業務時間中に1時間以上の雑談を強要され、残業2時間」

……など、全てを記録していったのです。

さらに他部署の職員さんにも協力を依頼しました。

看護師さんや理学療法士さんたちからの「Fさんの言動で患者さんからの苦情や業務に支障が出ている」という証言を文書で集めました。

そして退職の日、私は人事部長に面談を申し込み、全ての資料を提出しました。

「私の退職理由は、Fさんのパワハラです。このままでは今後も同じような被害者が出ると思います」
私は、人事部長にはっきりと伝えました。

行動がもたらした変化

人事部長は私の作成した資料に目を通し、顔色を変えました。

「これは看過できない問題ですね……」と言い、調査が始まりました。

他の職員さんからも次々と証言が集まりました。

その結果としてFさんには厳重注意と配置転換の処分が下されました。
栄養士の現場から外され、事務作業の部署に異動となったのです。

人事部長から「あなたが行動してくれたことで、職場環境改善のきっかけができました。感謝しています」と言われました。

退職後、元同僚から連絡があり「Fさんがいなくなって、職場が本当に働きやすくなりました。ありがとう」と言われました。

辛い経験ではありましたが、次に来る誰かが同じ苦しみを味わわずに済むようになったことは
良かったと思っています。

声を上げること、そしてそれを裏付ける客観的な記録と連携の重要性を、身をもって学んだ経験でした。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢佑菜
管理栄養士の資格を持つ、2人の自閉症男子のママ。自身の育児環境の変化をきっかけに、ライター活動をスタート。食と健康を軸に、ライフスタイル全般のコラムを得意とし、実体験に基づいたリアルな記事を執筆中。専門的な情報を「わかりやすく、すぐに日常に取り入れられる形」で伝えることが信条。読者の「知りたい」に寄り添い、暮らしを整えるヒントを発信しつづけている。

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