これは、筆者の知人A子さんに聞いたお話です。結婚相手の家族、特に義母との関係は悩ましいものですよね。「距離感ゼロ」の義母が苦手だったA子さん。しかし、義母の「ある口癖」とその姿に触れ、A子さんの苦手意識は次第に変化していったといいます。

「無理な時は無理!」豪快な優しさに気づいて

A子さんは、義母のそんな姿をずっと見続けてきました。苦手に感じて距離を保っていたA子さんに対しても、義母の態度は変わりません。採れたての野菜や珍しい調味料、そして孫(A子さんの子ども)用にと手作りの服を、いつもニコニコしながら渡してくれました。ある時、A子さんが義母に少し無理なお願いごとをしてしまったことがあったそう。すると義母は、「あー、それはちょっと無理!」とカラッと言い放ったのです。そのサッパリとした態度に、A子さんはハッとしました。「そうか、無理な時は『無理』ってハッキリ言う人なんだ。その方が、頼むほうも気が楽だ!」。この一件で、A子さんの心はグッと義母に近づきました。

今では「実母」より近い!? 毎日電話する仲に

そんな義母と接するうち、A子さんは頑なだった心を次第に解きほぐしていきました。そして気づけば、用事がなくても毎日電話をする仲になっていたのです! 「A子ちゃん、やっと気を使わなくなったね!」と電話口で豪快に笑う義母の声を聞きながら、A子さんは「この人が義母で良かった」と心から思ったそう。「実母よりも濃く、長い時間を過ごしているかも。今では一番近い存在なんだ」と幸せそうに教えてくれたA子さん。今度はぜひ、私もその素敵なお義母さんに会ってみたいです!

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:日向みなみ
出産を機に、子どもとの時間を最優先できる働き方を模索し、未経験からWebライターの世界へ。ライター歴10年の現在は、オンライン秘書としても活動の幅を広げている。自身の経験を元に、子育てや仕事に奮闘する中で生まれる日々の「あるある」や「モヤモヤ」をテーマに、読者のみなさんと一緒に笑って乗り越えるよう、前向きな気持ちになれるコラムを執筆中。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.