友人Aの話です。
子どもが初めて親元を離れて修学旅行へ。
出発前、ちょっとした『親のアドバイス』を伝えたところ、帰宅後の子どもの言葉に思わず笑ってしまいました。
聞いていないようでも、ちゃんと届いていた。そう感じた出来事です。
画像: 修学旅行後「よかった! 他の部屋は大変だったんだって」娘に感謝された『親の知恵』

修学旅行前の準備と親の心配

子どもが修学旅行に行くと決まったとき、Aは成長をうれしく思う一方で「ちゃんとやれるかな」という心配もありました。
荷物を一緒に準備しながらも、どこか落ち着かない。
必要なものをそろえていると、ふと宿泊先でのことが気になり、ユニットバスでの注意事項を思い出しました。
「言っておかなきゃ」と思い、声をかけたのです。

「ユニットバスのカーテンは、ちゃんと浴槽の中に入れてね。入れ忘れると床がびしょびしょになるのよ」と伝えると、子どもは「ユニットバス?」と何のことだかわからない様子でした。

親の「余計なお世話」かもしれない不安

丁寧に説明をしてみましたが、わかっているのか、わかっていないのか──その様子に不安を覚えつつ、Aは娘を見送りました。
初めての宿泊行事では、何が起きるかわかりません。
昔、自分も知らずに失敗した経験があるからこそ、つい伝えておきたかったのです。

寝る前の準備も、朝の支度も、親がいない状況で子どもがどこまで自分でできるのか。
「ちゃんとやれるかな」と、胸の奥で小さな心配が消えませんでした。

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