筆者の話です。
実家に帰ると、母は夫の好物を張り切って用意します。
けれど夫の実家では一転、外食へ。
その「くつろぎ方」にツッコミたくなった出来事です。

おふくろの味を聞いてみた

そんなある日、ふと聞いてみました。
「あなたにとってのおふくろの味って、何?」
夫は少し考えたあと「うーん、特にないな」とひと言。
義母の味と思えるメニューが思い浮かばないという答えでした。
私の実家では母が何でも美味しく手作りをしてくれるのでそれが楽しみだけれど、夫の実家では義母は料理が好きではないし、「作る」くらいなら外食に連れて行ってあげたいと思うとのこと。

その瞬間、頭の中に疑問が浮かびました。
夫にとって義母は『何かしてあげなければならない人』でも、私や母は『何かしてくれる人』?
そう思うと、複雑な気持ちでした。

夫が一番くつろげる場所

母の作った料理を頬張り、満足そうに横になる夫を見ていると、思わず苦笑してしまいます。
母も「よく食べるねぇ」とうれしそう。
私もその光景を見ながら、どこか不思議な気分に。
この家で夫が安心しているのは悪いことではないけれど、ちょっと居心地が良すぎるのかもしれません。

普通は自分の実家でそうなると思うのだけれど……。
実家でもこういう姿を見せられないのかな?
なんとなく聞きづらいことなので今もそのままなのですが、人によって実家との関わり方は様々なんだということを実感しています。

【体験者:50代女性・筆者、回答時期:2025年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Kiko.G
嫁姑問題をメインテーマにライター活動をスタート。社宅生活をしていた経験から、ママ友ネットワークが広がり、取材対象に。自らが離婚や病気を経験したことで、様々な悩みを持つ読者を元気づけたいと思い、自身の人脈や読者の声を取材し、記事として執筆。noteでは、糖尿病の体験記についても発信中。

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