子どもたちを連れて姑と外食に行った筆者。安いメニューしか頼まない姑に心を痛めた筆者でしたが、姑のその後の行動にぬぐい切れない疑問を感じてしまいました。
画像: 姑「一番安いやつで」外食で【金欠アピール】確かに値上げはツラいけど、、、その後の姑の行動にモヤッ

姑と外食に

ある日のこと。姑から「今日、外でお食事でもどうですか?」とLINEが来ました。

その日は特に予定もなかったので快諾。「いいですよ。どこに行きましょうか?」と私が返すと、「じゃあいつもの〇〇で!」と、よく行くファミレスで待ち合わせることになりました。

子どもたちを連れてファミレスに

約束の時間に、私は子どもたちを連れて姑と合流しました。

席に着き、みんなでメニューを見ていると突然姑がため息をつきました。
姑は、「どれも高くなったわね……私は一番安いこれにするわ」とメニューの中でも一番安価なものを選びました。

続けて姑は、「ドリンクも高いわね。私はお水だけにしておくわ」と言い、悩ましげな顔でメニューを閉じます。

そんな姑の様子に私も少し遠慮してしまいました。
「好きなもの食べていいのよ!」と姑は声を掛けてきましたが、子どもたちには好きなメニューを選ばせ、私はリーズナブルなメニューを選択することに。

食事中も嘆く姑

食事中も、姑は「最近スーパーに行っても全部高くて嫌になっちゃう。お金が足りないから、欲しいものもあきらめてかえるのよ」など、お金の話を続けました。

「外食する余裕なんてないんだけど、孫の顔が見たくてね……」と言う姑に、私は少し心が痛んできました。「うちもやりくり大変だし、お義母さんも苦労しているんだな」と勝手に想像します。

なのでお会計時、私は「ここは私が出しますよ」と声を掛けました。

それを聞いた姑は、「まぁ、いいの? ごちそうさま」とほほ笑んでいました。

その後姑が買ったものに仰天

お店を出ると、姑が「私は隣のスーパーに寄って行くから」と言ったので、その日はそこで別れることに。

まっすぐ店に向かう姑の姿を見送りながら、子どもの手を引いて車へ向かおうとした時、子どもが「ばあばとお買い物したい!」と言い始めたのです。せっかくの機会だしと思った私は、店の方へと歩き出しました。

店内で姑を見つけると、何やらご近所の女性と話している様子。
近づいていくにつれ、聞こえてきたのは少し驚きの会話内容でした。

「毎日の晩酌が楽しみなのよね~。今日は『お金ないの』って嫁に言ったら、ランチ代が浮いたから、気楽にビールが買えるわあ。別に本当に金欠っていうわけじゃないけど、私って節約上手なのよねえ」と姑はにっこり。
その後、まっすぐお酒売り場に向かい、箱に入ったビールをカートに乗せたのです。

姑がどんなことにお金を使うかは、姑の自由です。
そう頭ではわかっていながらも、お金がないと小芝居を打って私にランチ代を出させ、ためらうことなく自分にの欲しい物を買った姑に少し違和感を抱きました。

姑としては、孫と一緒の外食は節約しつつ、日々の趣味にはお金をかける。それが姑なりの「お金のメリハリ」だったのかもしれません。せめて人を巻き込む前に正直に話してくれればと思いつつ、お金に対する価値観や、何にお金をかけるかという優先順位は人それぞれ違うのだな、と改めて考えさせられました。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年9月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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