仕事帰りの雨の日の夜、無言で無愛想なタクシー運転手に戸惑いと苛立ちを覚えた女性。
しかし、降車時にかけられた“ある一言”が、その夜の印象を一変させます──。
今回は筆者の友人から聞いた、心に残るエピソードをご紹介します。
画像: 無愛想すぎるタクシー運転手に思わずムッ → 降車時にかけられた『たった一言』に胸が締めつけられた夜

タクシーに乗車

これは、残業帰りの夜に出会ったタクシー運転手のお話です。

そのときは連日残業続きで疲労困憊だった私。

いつもは駅から歩いて自宅まで帰るのですが、外はあいにくの大雨。

とにかく早く休みたい一心で、最寄り駅から自宅までタクシーを使うことにしたのです。

「よろしくお願いします」
と乗り込んで行き先を告げたものの、運転手は目も合わせず、返事もなし。

そのまま無言で発車しました。

静かな運転手

タクシー運転手は道中も終始無言。

ラジオも音楽も聴くこともせず、ただ雨を弾くためのワイパーの音だけが車内に響いていました。

こちらが何か言えるような雰囲気もなく、居心地の悪さと気まずさで、ますます疲れが増していった私。

『なんだか口数の少ない運転手さんだなあ』と内心不満が積もっていました。

モヤモヤしつつも自宅に着いたので、料金を支払おうと財布を取り出したとき、ようやく彼が口を開いたのです。

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