娘からの一本の電話で、長年“嫁”として我慢し続けてきた日々に終止符を打った友人。義母に従い、夫にも理解されなかった日々。そんな私を、ずっと見ていた娘がかけてくれた言葉とは? 友人が、体験談を語ってくれました。
画像: 義母との同居に苦しみながら子育て。「ねぇ、お母さん」地獄から救ってくれたのは、大人になった娘だった

義母との同居生活

結婚後、義母と同居していた私。

家事のやり方から子どものしつけまで、義母の口出しは細かく、嫌味は日常茶飯事。

夫はというと、「母さんの言うこと聞いてやれよ」「母さんも悪気があるわけじゃないんだから」。

いつも義母の肩を持つばかりで、私の味方になってくれたことは一度たりともありません。

そんな私の唯一の味方が、一人娘。

「お母さん大丈夫?」と声をかけてくれる娘に、私は「大丈夫、大丈夫」と笑ってみせるしかありませんでした。

娘からの提案

それから時は流れ、娘は結婚し、県外に家を建てました。

ある日、娘から電話が。

「お母さん、うちに来ない? お父さん、ずっとおばあちゃんの肩ばっかり持ってひどかったじゃん。そっちと仲良くやってもらえば?」

思わず涙が溢れました。娘は私の苦しみに気づき、ずっと心に留めていてくれたのです。

「そうしたい」その言葉が喉まで出てきました。でも私は、「お父さんが一生懸命働いてくれたおかげで、生活できてたんだから」と答えました。

娘の言葉が胸に刺さる

すると娘は、少し声を落として言いました。

「でもさ、私は小さいころからずっと見てたよ。お父さんって、おばあちゃんの味方ばっかり。お母さんが我慢してるのに、助けてもくれなかった。そんなに仲良いなら、もう2人で暮らせばいいんだよ」

胸にグサリと突き刺さりました。でも、それは紛れもない事実でした。

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