学校でも職場でも、憧れてしまうような素敵な人っていますよね。そしてそんな素敵な人がいるグループは、何故かキラキラ輝いて見えてしまうものなのです。
今回は筆者の友人A子さんの体験談をご紹介します。

私は私らしく

当日、A子さんはBさんたちのイメージから、『きっとすごくおしゃれして来るのだろう......』と考え友人の結婚式の時に着たワンピースでお店に向かいました。
しかし、到着してみるとBさんグループのメンバーは皆ラフでおしゃれな格好。
1人派手な服装のA子さんでしたが、Bさんグループは特にそこには言及せず、笑顔で迎え入れてくれたのでした。
そこで気を取り直して、食事を楽しもうと思ったのですが……。

実は食事を楽しむというよりお喋りを楽しむ会だったようで、皆ワインを片手に少量のおつまみを食べる程度だったのです。

”ご飯を食べに行く”と聞くとしっかりと食事を取るイメージがあったA子さんは、食事量の少なさに驚いてしまいました。
また、会話は仕事のことなどA子さんも一緒に話せる内容がほぼでしたが、時に美容や海外旅行などA子さんはあまり興味のない話題も出てくることがありました。
そのたびにA子さんは愛想笑いで乗り切ることになったのです。

色々考えさせられる食事会ではありましたが、その後Bさんグループとは廊下で会うと挨拶をしたり、雑談をするような間柄になりました。
全てが全て気が合うわけではありませんでしたが、あの食事会がきっかけでお互いにとって、適切な距離感のある関係性を構築できたのは嬉しいことでした。

憧れていた人たちと近づけたとはいえ、無理せず自分は自分らしい人間関係を育ててけばよいのだと、改めて思えたこの出来事。
せっかくお知り合いになれたBさんグループと、これからも良い関係を続けていけたらいいなと思っているA子さんでした。

【体験者:30代・OL、回答時期:2025年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.