子どものお弁当を作っていると、食べるときの子どもの様子まで想像してしまいます。
筆者の知人も、幼稚園に入園した子どもに、愛情を込めてお弁当を作っていましたが、いつもお弁当に対する感想が薄かったそうで……後日明らかになったお弁当に関する衝撃の事実をご紹介します。

「そんな風にすると、お弁当の中身がぐちゃぐちゃになっちゃうよ」と私が優しく諭すと、息子は「え? いつもぐちゃぐちゃだよ!」と衝撃の言葉を口にしたのです。

驚いた私が詳しく聞くと、息子は幼稚園のロッカーにリュックを横倒しで入れたり、お友達と「戦いごっこ」と称して、お弁当が入ったままのリュックを振り回したりしているそう。

結果、お弁当はいつも原型が分からないほど、ぐちゃぐちゃになっていたようでした。

仕方ないことだけど、ショック

そんなこととは知らなかった私は、衝撃を受けました。

自分が好きでやっていたキャラ弁ではあったものの、息子が食べる様子を想像しながら、朝早く起きて心を込めて作っていたお弁当。

結局息子は、私が蓋をした時点の、整ったキャラ弁を一度も見たことがなかったようです。

お弁当の反応が薄いのも、そういう理由でした。

年少の子どもが、お弁当をきれいな状態のまま運ぶのは難しいでしょうが、私は少しショックを受けてしまいました。同時に、まだ3歳という息子にとっては、お弁当を丁寧に扱うこと自体が難しいことなのだと、改めて気づかされました。

この出来事を機に、私はお弁当作りに対する考え方が少し変わりました。完璧なキャラ弁を作ることにこだわるよりも、息子が毎日楽しくお弁当の時間を過ごしてくれることが一番だと再確認できたのです。これからも、息子の「おいしかった」という一言を大切に、工夫を凝らしたお弁当を作り続けたいと思います。

【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2025年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Junko.A
5歳、3歳、1歳の3人の子育てに奮闘しながら、フリーランスのライターとして活躍中。地方移住や結婚、スナックの仕事、そして3人の子育てと、さまざまな経験を通じて得た知見をライティングに活かしている。文章を書くことがもともと好きで、3人目の子どもを出産後に、ライターの仕事をスタート。自身の体験談や家族、ママ友からのエピソードを元に、姑に関するテーマを得意としている。また、フリーランスを目指す方へ向けた情報ブログを運営中。

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