家族というかたちを持っていても、すれ違いや違和感は、日々少しずつ心に積もっていくものです。そして、ある一言がきっかけで、自分の中で何かが静かに終わることもあります。今回は、そんな体験をした友人のエピソードをご紹介します。
画像: 「あなたがいなくなれば、穏やかになれるの」裏切り夫に放った『本心』→ 翌日、夫は何も言わずに?

小さな違和感から始まった

夫に対して「なんだか変だな」と思い始めたのは、ほんの小さな出来事からでした。

スマホを手放さなくなり、私が話しかけても、いつも上の空。
食事中の会話も減り、リビングには気まずい沈黙が流れます。

「最近、疲れてるの?」と尋ねても、「仕事が忙しいだけ」とぶっきらぼうに返されるだけ……。

裏切りの証拠と、見え透いた夫の涙

やがて疑いは確信に変わり、私は震える手で証拠を集め始めました。
結果は、想像以上に真っ黒。
夫は半年も前から、大学時代の女友達と許されない関係を続けていたのです。

私が問い詰めると、最初はしらを切って逆ギレしていましたが、スマホのメッセージや証拠写真を突きつけられた途端に態度を変え、うなだれながら「ほんの遊びだった」と呟きました。

そして、「帰る場所はお前しかいない」と涙ぐみながら土下座するのです。

その姿を見下ろしながら、自分でも驚くほど、心は静まり返っていました。
怒りも、悲しみも湧いてこないのです。

ただ、目の前のこの人は、もう完全に「他人」なのだと感じていました。

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