休日の混雑したフードコート。家族で昼食中だった知人・知佳さん(仮名)の前に、突然現れた“とんでもない母親”。ピリついた空気の中、場を穏やかに整えたのは、思いがけない人物でした。これは、知佳さんが体験した心あたたまる実話です。
画像: フードコートで「うちの子が食べるんで!」席を奪おうとする【トンデモないママ】→ 次の瞬間?!

満席のフードコートで

大型ショッピングモールで過ごす休日。
知佳さんは、ご主人とふたりの子どもと一緒に、フードコートで昼食をとっていました。どの席も満席のなか、やっとの思いで確保できた4人掛けのテーブル。家族そろって、食事のひとときを楽しんでいたそうです。

「ちょっとトイレ行ってくるね」

食事もひと段落ついた頃、知佳さんはそう言って立ち上がりました。夫に「子どもたち、お願いね」と声をかけ、その場を離れます。

その直後、突然、鋭い声が飛び込んできました。

「ここ、うちの子が食べるんで!」

振り返ると、見知らぬ母親が、自分の子どもを知佳さんが座っていた椅子に座らせようとしていたのです。テーブルにはまだ料理も残っており、夫も子どもも食事中。誰が見ても“使用中”でした。

夫が「すみません、まだ食事しているんですけど」と伝えると、「じゃあ早くして!」と今度は逆ギレ。周囲の空気が一気に張り詰めました。

知らないママの逆ギレ

突然の割り込みに、知佳さんの夫は言葉を失ってしまいました。子どもたちも箸を止め、ぽかんとしています。

その場には、ピリッとした緊張感が漂っていました。テーブルにはまだ料理が並び、家族はまさに食事の真っ最中。それなのに、その母親は当然のように席を奪おうとしていたのです。

慌てて知佳さんが席に戻り、「すみません、家族で食事中なんです」と声をかけると、「子どもが待ってるのよ。あなた、どいたじゃない」と言い返されました。

夫も少し低い声で静かに伝えました。「家族で座っています。他の席を探してもらえますか」

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