「同居だけは絶対にしない」──そう心に決めて結婚したA子。しかし、人生は思い通りにいかないものです。姑との同居という譲れなかった条件を飲むことになった彼女を待っていたのは……!?
今回は筆者の知人A子から話を聞きました。
画像: <同居=苦労する?>絶対しないと思っていたけど → 義母と同居して得られた『意外な気づき』とは

「同居だけは絶対にしない」と決めていた

私は、結婚にあたってたった1つだけ、どうしても譲れない条件がありました。それは「義両親との同居はしない」こと。

私の母と祖母の関係は、子どもながらに息が詰まるほどギスギスしていて、家の中はいつもピリピリとした空気が漂っていました。母は何かにつけて私に「絶対に、同居なんてしちゃダメよ」と言い聞かせてきました。

私はそれを呪文のように心に刻み、「同居=苦しみ」と信じて疑いませんでした。

だからこそ、結婚前に夫と「同居はしないよね」と確認し合い、それが叶うことに安心して結婚を決めたのです。

想定外の同居生活、でも……

ところが、数十年経てば状況は変わるもの。夫の実家の諸事情により、結果的に私は姑と同居することになりました。

頭をよぎったのは、母のあの言葉。またあの緊張感に包まれる日々が始まるのかと、正直、不安しかありませんでした。

でも、実際に暮らし始めてみると、姑は私の想像していた「姑像」とはまるで違っていたのです。言いたいことははっきり言うけれど、根に持たず、あとくされがない。そして、私のやり方にも口を出さず、尊重してくれる、そんな人でした。

「こんな風に暮らせるなんて、ちょっと意外かもしれない」
いつの間にか、そんな思いが心をよぎるようになっていました。

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