これは筆者が体験した、印象に残るエピソードです。
人生の節目には、何かと人と比べてしまう瞬間があるもの。
今回は、昔から「なぜか張り合ってくる友人」との、あるマイホームをめぐるエピソードをご紹介します。

風の噂で明かされた「本当の理由」

その後、別の友人からぽろっと聞いた「風の噂」に、私は思わず驚いてしまいました。

実は、A子の旦那さんはかなりの見栄っ張り。
後輩には毎回おごり、ブランド物を買い漁るなど浪費癖があり、貯金はほぼゼロ状態。
家を買うどころではないと言うのです。

さらに、警察官という職業には意外なルールも。
家などの高額な買い物をする際には、上司の承諾が必要になる場合もあるのだとか。

そしてA子の旦那さんは、その“金銭感覚の甘さ”から、上司に「今はまだ早い」とマイホーム購入を止められてしまったと言うのです。

「見栄」だけで描いた理想に、現実が追いつかない

「安定した職業で、理想の結婚生活を送っている」ように見せていたA子。
でも実際には、思い描いていたマイホームどころか、堅実な生活さえままならない現状があったのかもしれません。

私が家の購入を考えたときに、あれほど反対してきたのも、自分ができなかった悔しさからだったのかも……と、今では思います。

表に見えていることが、その人のすべてじゃない。
誰かの“アドバイス”の裏にある本音に、ふと気づかされた出来事でした。

【体験者:30代・筆者、回答時期:2025年3月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容をもとに、個人が特定されないよう構成しています。

ltnライター:北レン
経理事務・百貨店販売を経て、現在はWEBライターとして活動中。家事や育児と両立できる働き方を模索する中でライターの道へ。自身の体験を活かしながらリアルで共感を呼ぶ記事を多数執筆。人間関係・子育て・日常の“あるある”を中心に、女性に寄り添ったコンテンツを発信している。

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