子どもの幸せを願うからこそ、親は子どもの生き方につい過剰な手出しをしてしまうのかもしれません。筆者の知人のAさんが子どものためにしたことは、実は子どもにはプレッシャーだったのです。いったい何があったのでしょうか?
画像: 「娘を信じればよかった」教育ママに育てられた母 → 娘を進学校に入れようとしたら『後悔』した話

親の期待に応えようと努力した日々

教師である私の両親は、私が幼い頃からとても教育熱心でした。

日ごろから
「勉強をして、良い学校に入り、自分たちのように生きることが、幸せな人生を送るということなんだよ」
と私に言い聞かせていました。

仕事に生きがいを感じ充実した生活を送っている両親の言葉に、当時の私は疑問を感じることはなかったのです。

勉強する私を喜ぶ両親の顔を見て「これが私の頑張るべきことなのだ」と思い、一生懸命勉強しました。

私は両親に勧められた有名私立の中学校を受験し合格。

そのままエスカレーター式で高校と大学に進学しました。

卒業後は有名企業に就職し、職場で出会った夫と結婚。

妊娠を機に私は家庭に入り専業主婦に。絵に描いたような幸せな家庭を築いたのです。

愛する娘を幸せにしたい

娘が生まれ、小さくか細い娘を胸に抱いた時、心の底から愛おしさがあふれてきました。

娘の顔を見て、「この子を絶対に幸せにしよう」と強く心に思ったのです。

私も親がしてくれたように、娘を幼い頃から進学塾に通わせました。

娘も文句を言わず、一生懸命頑張りましたが、第一志望の私立中学校の受験に失敗してしまったのです。

私が「高校受験で頑張って〇〇高校に合格しようね」と娘を励ますと、思いもよらない言葉が娘の口から返ってきたのです。

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