子どもは親ですら予測できないような行動をとるものです。大らかな目で見守りたいですが、だからといって親が無責任になっていいわけではありませんよね。今回は、友人がレストランで遭遇した出来事をご紹介します。
画像: よその子どもに、飲み物をこぼされた! 親は逆切れ → 助けてくれた【意外な人物】に、感謝!

久しぶりのランチ

先日、地元で人気のイタリアンレストランで、久々に友人と会った時のことです。
楽しく談笑しつつも、私は隣のテーブルの光景が気になっていました。

小学生くらいの兄弟がテーブルの上の食器で乱暴に遊んだり、店内を走り回ったりと、やりたい放題なのです。
しかし、両親2人もスマホに夢中で、子どもたちを全く注意する様子がありません。
他の客もチラチラとその家族のことを見ていました。

突然のハプニング

店内に、子どもたちの甲高い声が響き渡ります。
そして、ついに最悪の事態が起こってしまいました。

走り回る男の子が勢いよく私の椅子の脚にぶつかり、私が手にしていたカップが大きく揺れ、服がコーヒーまみれになってしまったのです!
せっかくの楽しいランチが台無しです……。

しかも、両親は謝罪するどころか、「子どもだから仕方ないでしょ」と逆ギレしてきました。
私は怒りをこらえ、駆けつけてきた店員に事情を説明し、両親にクリーニング代を請求することにしました。

まさかの展開

しかし、両親は「子どものしたことで、そんなに怒るなんて」「コーヒーくらいで、心せますぎ!」と聞く耳を持ちません。

まるで私が悪いと言わんばかりの態度に腹を立てつつ、「泣き寝入りするしかないのかな……」と思っていたその時です。

店内にいた1人の老紳士が立ち上がり、「君たち、いい加減にしなさい」と静かですが力強い声で言いました。

驚くことに、子どもたちはその人物に向かって「こ、校長先生?!」と叫びました。
なんと、老紳士は子どもたちが通う小学校の校長先生だったのです!

スッキリ解決!

「学校外で、親御さんも一緒にいるので黙っていようと思いましたが、あまりにも目に余るので……」と校長先生。
両親は顔面蒼白になり、急に態度を改め、平謝りし始めました。
「申し訳ありませんでした! クリーニング代はもちろん、お食事代もお支払いします!」と。

子どもたちも、ようやく事の重大さに気付いたのか静かになり、私は安堵のため息をつきました。

まさか店内に校長先生がいたなんて、予想外の展開に驚きつつも、スカッとした出来事でした。

【体験者:20代・女性会社員、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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