恋人との結婚が決まって、義実家へ挨拶に行くのに緊張した経験のある人もいるでしょう。実は迎え入れる義両親の方も、どう接すればよいのかと緊張している人が多いんです。今回はそんな結婚の挨拶で、子どもの婚約者に誤解されてしまった経験のある筆者の知人、Mさんのお話です。

「あのさあ、話があるんだけど」
後日息子から改まった様子で電話があり、その内容にMさんはビックリ。
「彼女が母さんに歓迎されなかったって言ってるんだよ」
「ええー! どうして? 私何か言った!?」
あんなに和やかで楽しかったのに、どういう訳かと聞いてみたMさん。
「俺もそんなんじゃないって言ったんだけどさ……」
息子の話によると、どうやら婚約者が来た日にお寿司をとって手料理を出さなかったことを、Mさんが「この家の味を教えるつもりはない」とアピールしていると思い込んだようでした。

もちろん勘違いだと説明はしたものの、なんだか面倒くさそうな女性だな、と思ってMさんはそれ以上口を挟まないようにしました。

その後、婚約者は他にも結婚にまつわる色々なことで息子といさかいを起こし、結局結婚の話は白紙になったそうです。

人の言動の裏を読んでばかりいると、何かともめ事に発展しやすいですよね。時には素直に受け入れることも大切です。

【体験者:50代・女性主婦、回答時期:2025年1月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子
大学卒業後に同人作家や接客業、医療事務などさまざまな職業を経験。多くの人と出会う中で、なぜか面白い話が集まってくるため、それを活かすべくライターに転向。現代社会を生きる女性たちの悩みに寄り添う記事を執筆。

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