集合住宅に住んでいると、近所の騒音が気になることはありませんか? 読者のなかにも、子どもの足音で悩んだ経験がある方もいるかもしれませんね。今回は筆者の友人で、転勤族のご主人を持つK子さんが、子どもの騒音問題に関する話を教えてくれました。

プレゼントの意図を知って、ギョッとする

ある日、高額なブロックのセットを持ってきました。

さすがのK子さんも「お気持ちはありがたいのですが、孫でもないので、こんな高価なものは受け取れません」と丁重にお断りしました。

すると大家さんはにこっと笑い「これで遊んでいる間は、子どもさんたちも走り回らない静かでしょ?」と……。

大家さんの意図に気付いた瞬間、K子さんはハッとしました。
大家さんがプレゼントをくれていたのは、子どもが可愛いからではなく、足音がうるさいのを少しでも解消するためだったのです。

K子さんは、「私たちが思っている以上に、ずっと騒音でご迷惑をかけてしまっていたのだ」と、申し訳さと情けなさが一気にこみあげてきました。大家さんに謝罪後、防音マットを二重・三重に敷いて、さらに対策を強化しました。

退去時に、大家さんにおもちゃを返す

その後、すぐに夫の転勤が決まり、また引っ越すことになりました。

もちろんK子さんは、大家さんからいただいた絵本やおもちゃは全てお返しし退去しました。

子育て中は、子どもの足音対策としてマットを敷くなどして気を付けている方も多いでしょう。

子どもがある程度成長するまでは、根本的な解決は難しい側面もありますが、小さい子どもがいるなら、入居前に徹底的に防音対策をしておくことが大切。

住民同士、思いやりを持って生活できるといいですね。

【体験者:40代・女性主婦、回答時期:2018年5月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:広田あや子
教育関係のキャリアを経て、ライターに転身。実体験に基づく記事は、「真実は小説より奇なり」を痛感し、体験者へのヒアリングを通じての執筆に特化。プレママ・ママを対象としたサイトを中心に執筆し、特に義実家トラブルネタを得意とする。

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