小さい頃に年上の兄弟からマウントを受けた経験がある人も多いのではないでしょうか。筆者の友人M子も、小さい頃から姉にマウントされ続けた経験がありました。しかし大人になってから、姉がマウントをした理由を母から語られ、姉の本当の気持ちを知ることになります。マウントを取る方にも実は事情があった。今回はそんなエピソードをご紹介します。
画像: 姉にバカされ続けた子ども時代。母「あの頃、実は──」母から明かされた【驚きのマウント理由】

姉にマウントされ続けた子ども時代

3歳上の姉は、M子に対して子どもの頃からずっとマウントを取ってきました。
小学校1年生だったM子に対して「まだ二重跳びもできないの?」「自転車も乗れないの?」と笑い、中学生になれば「まだこの方程式もわからないの?」高校生になれば「この英文読めないの?」と先に習っている自分が偉いと言わんばかりの態度を取り続け、M子はいつも馬鹿にされていると感じていました。

大人になり、姉妹の立場に変化が

そんな姉とは次第に距離ができるように。
やがてM子は「姉に負けたくない」と何事にも一生懸命取り組むようになり、結果姉よりも難しい大学を卒業し、憧れだった教師になる夢も叶えました。
やりがいのある毎日を送るM子とは対照的に、マウントを取り続けた姉は希望の職業につけず、大人になってからも愚痴の多い人生を送っていました。

母が語る、姉のマウントの驚きの理由

ある日実家に戻った時に「昔、お姉ちゃんのマウントが本当にひどかったんだよ」と母に話すと、母が意外なことを口にしました。
「お姉ちゃんは、同級生の子たちより不器用なところがあって、ずっと劣等感のかたまりだったんだよね。だから年下のあなたにマウントを取っていたのかもね」
初めて知る事実でした。
「あなたのほうが何でも器用にこなすタイプだったから、余計に意地悪をしたのかも」
さらに姉が「やっぱりM子は優秀だったね」と最近言っていた、と聞いてびっくり。
この時初めて、姉の気持ちとマウントしてきた背景を知りました。
M子はそれから姉に歩み寄るようになり、姉も「昔はごめんね。自分に自信がなくて、あなたに色々意地悪なことしてしまった。許してほしい」と謝ってくれました。
それからは姉へのわだかまりも消え、仲の良い姉妹として今はお互い助け合っているそうです。

【体験者:30代・主婦、回答時期:2024年10月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:Sana.Y
医療機関に勤めるアラフォーワーキングマザー。新卒で化粧品メーカーに入社後、結婚出産を機に退職。現在は転職し子育てと仕事の両立に励む。自分らしい生き方を求め、昔から好きだった書くことを仕事にしたくライターデビュー。化粧品メーカー勤務での経験や、会社でのワーキングマザーとしての立ち位置、ママ友との情報交換を通して美容や教育、女性の生き方を考えた情報を発信している。

コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.