夫のモラハラに悩む女性は少なくありません。筆者の友人・Mもその1人。子どものためと長い間我慢を重ねていましたが、あることがきっかけで離婚する決意が固まったといいます。Mが離婚に踏み切れたモラハラ夫の衝撃の一言とは? 何があったのかMから話を聞きました。

激怒

頭に血が上るというのは、こういう状態を言うんだろうというくらい、私は身体中の血が沸騰するような怒りを覚えました。
命に別状はないとはいえ、自分の息子が交通事故で救急車で運ばれたと聞いて、なぜ「知らない」と言えるのか……。

今までのこともあったため、私は長男に事情を話して、一緒に実家に帰ることにしました。
不幸中の幸いで、次男は骨折以外は心配な症状もなく、後日無事退院。
次男も家に帰ることはなく、私の実家に3人で居候をしていたのです。

反撃

私は次男の一件で、今まで迷っていたのがウソのように、離婚への決心がつきました。
家に帰ってこない私たちを、夫は何事もなかったように迎えに来たのですが、私は両親や子どもたちのいる前で「息子の一大事に知らねぇと言えるような父親はいりません。」と言ってやったのです。

決意するまでの時間はとても長かったですが、夫の一言で離婚する決心がつきました。
それほど大事な商談だったのかもしれませんが、息子より大事なことなんてありませんよね。
息子たちも離婚には大賛成。
私の両親にも事情は話してあったので「これから弁護士を入れて、今までの証拠も踏まえた上で離婚の手続きを進めます。」と父が言ってくれました。

その後、夫とは離婚が成立。
経済的には大変ですが、今では心穏やかに暮らすことができています。

【体験者:50代女性・会社員、回答時期:2024年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:RIE.K
国文学科を卒業し、教員免許を取得後はOLをしていたが、自営業の父親の病気をきっかけにトラック運転手に転職。仕事柄多くの「ちょっと訳あり」な人の人生談に触れる。その後、結婚・出産・離婚。介護士として働く。さらにシングルマザーとして子供を養うために、ファーストフード店・ショットバー・弁当屋・レストラン・塾講師・コールセンターなど、さまざまなパート・アルバイトの経験あり。多彩な人生経験から、あらゆる土地、職場で経験したビックリ&おもしろエピソードが多くあり、これまでの友人や知人、さらにその知り合いなどの声を集め、コラムにする専業ライターに至る。


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