何かにつけて人と自分を比べ、自分の方が優れていると思いたがるマウンティング気質の人って結構多いですよね。中には自分が持っているものだけではなく、自分の子どもの可愛さや優秀さでマウンティングするママもいます。今回とんだマウンティングママに遭遇した経験のある私の知人、Bさんに聞いたお話です。

驚きの集計結果

それは決して写真の数に偏りがあったわけではなく、どの子もほぼ同じ数だけ写真に写っていることがわかったからです。
「先生って本当すごいな」
保護者達は先生方に心から感謝しました。

「なんかMさんが数えた日だけ、Mちゃん多くない?」
念のため他の保護者が数えたものと別にしていたMさんのデータを見て、ひとりのママが言いました。

よく見てみると、Mさんの数えた日は確かにMさんの子が写っている枚数が多くなっています。
「あれ、本当だ……もしかして数え方が違うのかな?」
皆で首を傾げていると、Mさんは当たり前のようにこう言ったのです。

「私は後ろ姿でも髪の先っぽしか写ってなくてもうちの子ってわかるから、それも数に入れてるのよ!」
「はあ!? そりゃ多くなるはずだよ!」
なんとMさんは他の保護者達が数に入れていない後ろ姿まで、自分の子の枚数として数えていたことがわかったのです。

結果的にすべての子どもたちが公平に写真に写っていることがわかりましたが、Mさんはとうとう卒園するまで「うちの子が一番かわいいから写真に撮られてる」という主張を曲げなかったそうです。

自分の子どもが可愛いのはわかりますが、思い込みが強過ぎて暴走してしまう人がひとりいるだけで周りは大変ですね。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:齋藤緑子

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