何かにつけて人と自分を比べ、自分の方が優れていると思いたがるマウンティング気質の人って結構多いですよね。中には自分が持っているものだけではなく、自分の子どもの可愛さや優秀さでマウンティングするママもいます。今回とんだマウンティングママに遭遇した経験のある私の知人、Bさんに聞いたお話です。
画像: 幼稚園で「うちの子が一番写真に撮ってもらってるの♡」【マウントママ友】のせいで → 保護者会開催!?

幼稚園のHPで

当時Bさんの子が通っていた幼稚園では、毎日先生が子供たちの写真をたくさん撮り、それを保護者しか見られないHPにアップしていました。

「あ、今日は近くの公園で遊んだのね」
「今日は電車を見に行ったの?」
このように、自分の子どもが幼稚園でどのようなことをしていたかが写真でわかるため、保護者の間でも毎日写真が更新されるのが楽しみになると評判でした。

「ねえ、昨日の写真見た? やっぱりうちの子が一番多く写ってるわよね」
先生たちはどの子も平等に写しているはずなのに、保護者の中には「自分の子がかわいいから一番写真を撮って貰えている」と譲らないママがいました。

その名もMさんといって、いつも華やかな服装で、保護者の中でもひときわ目立つ美人ママでした。

確かにMさんの娘はかわいらしい容姿をしていましたが、先生たちは別にかわいい子だけを沢山写真に写している訳ではありません。

あくまで園での子どもたちの様子を保護者に見せるための写真だということを、Mさんはどうしても理解できないようでした。

写真の数でマウンティング

「うちの子の写真が一番多い」
「うちの子が一番先生に気に入られている、なぜならかわいいから」
Mさんは毎日のように送り迎えで他のママたちに吹聴します。
「ねえBさんのとこ、昨日あんまり写真に写ってなかったわね? やっぱりちょっと地味っぽいもんね~ 」
自分の子がかわいいというマウンティングが度を越して、最近では他の子どもたちの見た目をけなして、自分の子を上げるように。
「そ、そうかな……」
Bさんは適当にあしらいつつも、内心では「いい加減にしてくれ」と思っていました。

「そんなに沢山写ってるって言うなら、1回検証してみたらいいじゃない!!!」
ある日、とうとう我慢の限界が来た他のママたちが、先生に直訴。そして緊急保護者会が開かれることになってしまったのです。

緊急保護者会を開催

「えー、子どもの写真の枚数で不公平があってはいけませんので、この1か月間の写真を全て見直し、沢山写っている児童とそうではない児童がいないかを検証しようと思います」

園長先生が保護者1人1人に写真を数える日を割り振り、集まった保護者たちはスマホにかじりついてどの写真にどの子が写っているかを数え始めました。

「なんでこんな面倒くさいことに……」
Bさんは多少イライラしつつも、割り当てられた日の写真を数えました。

「みなさん終わりましたか? では集計してみましょう」
1か月間のデータをパソコンに強い先生が集計し、あっという間に一覧表にしてくれました。

「す、すごい」
集計結果を見て、皆は唖然としました。

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