現代は男女平等の世の中のはず。しかし、まだまだ古い価値観を持った人も多いようで……。筆者の知人Aさんの義父母は、「女の子に学は必要ない!」という考えの持ち主で男女差別をする人でした。Aさんは義父母の息子と娘の扱いの差に悩んでいましたが、娘がスカッとする一言を放って言い返してくれたのです。何があったのかAさんから聞いた話をご紹介します。
画像: 「女に学は必要ない!」「男は大事な跡取り!」【男女差別の激しい祖父母】に → 娘がスカッと一言

男女差別の激しい義父母

Aさんは結婚し、息子と娘に恵まれました。Aさんにとってはどちらも大切でかわいい2人の子どもでしたが、義父母は違いました。

義父母は「息子=跡取りで大事、娘=嫁ぐのだからどうでもいい」という考えの持ち主。しかもその考えを隠そうとせず、息子と娘の扱いにも差をつけます。

息子はいつもかわいがられ、娘はあまり関心を持たれず放っておかれます。Aさんはかわいがってもらえない娘が不憫で仕方ありませんでした。

そこまで差をつけるの!?

だんだんと子どもが大きくなってきて学校へ行くようになると、さらに義父母の男女差別は激しくなってきました。

息子には入学祝いをくれるのに、娘にはくれません。その理由は「女には学は必要ないから」というもの。Aさんは「今の時代はそんなことありません」と言い返しますが、義父母は聞く耳を持たず考えを変えることはありませんでした。

義父母から娘の分の小学校、中学校の入学祝いはなく、成績についても関心がありません。

私おばあちゃんみたいになりたくない

義父母からの寵愛を受けて育った息子ですが、思春期を迎えたこともあり義父母のことを鬱陶しく思うようになってきました。

いろいろと気にかけて世話を焼きたがる義父母を遠ざけ、「もうほっといてくれ!」と言うように。

そんな中、娘が高校進学を控え悩んでいると、義母は「どこでもいいのよ、女なんだから!」と冷たく言い放ちます。娘は義母の一言に対し「私おばあちゃんみたいになりたくない」と厳しい言葉で言い返し始めました。

娘のスカッとする一言

「おばあちゃんみたいに孫命になっても、可愛がってた孫からあんな冷たい態度とられちゃうんだよ? 女でも学があれば、まだバリバリ働いて孫以外の楽しみもあったと思わない?
私は絶対におばあちゃんみたいな人生を送りたくないから、進路もしっかり選ぶね」

にっこり笑っていましたが、しっかりと自分の考えを祖母に伝えた娘。義母は何も言い返すことができずに震えていました。

義父母からの扱いの差に傷ついているのではと心配していた娘が、こんなにも強く育ったことを誇りに思ったAさん。娘のスカッとする一言に、自分の気持ちも晴れ渡ったそうです。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:安藤こげ茶


コメントを読む・書く

This article is a sponsored article by
''.