子どもが学校に通うようになると、出くわす可能性が高くなるのが「モンペ=モンスターペアレント」です。学校に対してだけでなく、PTAにも飛び火してくることもあります。今回は筆者の知人Aさんから聞いたPTA活動で出くわしたモンペエピソードをご紹介します。

とうとうカチンときてしまった!

Zさんの「何もしない活動参加」が3回続き、4回目の時にも同じような状態だったので、Aさんは「あの、他の方の迷惑にもなりますので、何かしら作業していただけたらと思うのですが。」とZさんに言うと、「PTAに加入しているんだから、美味しい機会は逃したくないの。別にいいでしょ、ボランティアなんだし。」と言い出したのです。カッチーンときたAさんは「活動しないのにボランティアっておかしいじゃないですか!」と言い切ってしまいました。
Aさんがブチ切れてしまったのを会長が即座になだめてくれて、その日はZさんも時間を作って活動の場に出てきてくれたのだからと、活動後の給食は出すことにしました。
帰りの時に、ボランティアとはいえ他の方に不公平感を与えてしまうので、会長を交えて話し合いをし、「大変申し訳ありませんが、やはり今後は結構ですので」と伝えました。
PTAの活動は任意ではありますが、活動するからにはしっかりと参加しないと意味がありませんよね。その後、ZさんはPTAを退会すると届けを出してきました。

実は、その年の運動会では、PTAで運動会ボランティアをしていて、作業をした人は好きな場所から観覧できることになっていました。特に前方のテントは背の順で前になる子を持つママたちに人気で、離れた場所でZさんが悔しそうに観ていたのでした。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:南さおり

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