新幹線で「子どもに景色を見せてあげて！」席を譲れと要求してきた親子 → 断ると、なんと──！？

私たちを騙したの？

「ありがとうございます」と泣きながら頭を下げる母親。私はとてもモヤモヤしましたが、「人のためにいいことをしたんだ」と無理矢理納得することにしました。

その後、「あと一駅だから、連結部の所で立っていよう」と席を離れた私たち。その時でした。

子供「ウソ泣き大成功だったね」

こうボソッと話す子供の声が、耳に入ったのです。この瞬間、私はカッと頭に血が上りました。でもいい大人ですし、これ以上面倒なことになると嫌なので、何も言わず新幹線を降りました。

帰省ラッシュで新幹線に乗るたびに、この時の出来事を思い出してしまいます。人の善意を踏みにじるような行為は絶対に許せません。

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター：花澤ひかる