コロナ禍になってすぐ、夫は満員電車を避けるため、片道20kmの自転車通勤をはじめました。家族や自分を感染のリスクから守るための行動だったのですが……。1年後、この選択を大後悔する出来事がわが家を襲います! 何が起きたのか私の体験談をご紹介します。
画像: ftnews.jp
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単独事故を起こした夫

その日は、朝からずっと雨が降っていました。

夕方、夫から「今から帰る」とメッセージがきたのが18時前。

いつもなら1時間ほどで自宅に到着するのですが、19時30分をすぎても帰ってきません。

私が「コンビニに寄って、おやつ買ってるな?」と呑気に考えていると夫から着信が!

開口一番「ごめん、事故った」の言葉で、私はパニックに! 彼は単独事故を起こしたのでした。

病院からまさかの診察拒否!

夫は、前方の歩行者を避けるためにハンドルを切ったら、そのままスリップし顔面から道路に叩きつけられる大事故を起こしました。

ヘルメットをしていたので頭部は大丈夫だったのですが、前歯が2本吹き飛ばされ、顎や唇も断裂していました。

彼は事故直後、ショックでしばらく放心状態だったようです。

顔面から血を流した夫が帰宅したときは、私の方がショックで失神しそうになりました。

なんとか気を取り直し、すぐに近所の総合病院に連れていきました。

しかし受付で「歯科の先生はいない!」「労災だと手続きが面倒」と言われ、診察してもらえなかったのです。

この頃は、コロナの患者が優先で、その他は門前払いという状況だったのです。


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