筆者の友人A子は1人息子を溺愛し、息子の教育のために引っ越しもするほどです。でも夫はずっと単身赴任で不在。その間に不倫の沼にはまったA子の生活は、少しずつ歯車が狂ってきて……。そんなA子から聞いた話です。
画像: 妻「生きがいは不倫相手と息子だけ」【夫の単身赴任】に苦しんだシタ妻の「これじゃない」未来とは?

念願の1人息子

友人A子は、20代半ばで結婚し、大手出版社で働くバリキャリウーマン。結婚してすぐに一軒家を建て、傍から見ていても、優雅な暮らしをしていました。

そして、不妊治療を経て、念願の1人息子を授かります。
A子にそっくりな、目鼻立ちの整った男の子で、A子の溺愛ぶりは、まさに「目に入れても痛くない」ほどでした。

息子が将来、「良い校区で良い教育が受けられるように」と、買ったばかりの一軒家を売って、
なんと、教育熱心な豪邸地域にまた家を建てました。

ワンオペに耐えられず、不倫の沼へ……

しかし、A子の夫は全国転勤が頻繁にあり、ずっと単身赴任でした。
スラッと背の高い夫は、見た目に常に気を遣うオシャレな人です。「あの人は不倫してそうだね」などと仲の良い友人たちも噂するほどでした。

そのうち、ワンオペに耐えられなくなったA子は、息子と2人、実家に居つくようになりました。家事は実母に、息子の習い事の送り迎えは実父に任せっきりです。

そして、職場の10歳以上年下の男性と不倫を始めました。
夫しか男性経験がなかったA子は、すっかり不倫相手にハマっていきました。周囲の止める声も、耳に入りません。

不倫相手と会えない日は、息子と恋人のように過ごす日々でした。
中学生の息子と一緒にお風呂に入り、親子で手を繋いで眠るのです。
年頃の息子はどんな思いだっただろうかと、かわいそうな気になります。
「僕がママを守らなきゃ」と思っていたのでしょうか。

しかし、運命はA子の思うようにはならなかったのです。

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