大きな心配事や心残りを抱えたまま亡くなってしまうと、その人の思いはどうなるのでしょうか。消えてしまう? それとも……?
今回は不思議な出来事に背中を押してもらったエピソードを友人が聞かせてくれました。

もしかして……

しかし、それからも同じことが何度も続きました。
夫のモラハラ発言が始まると「ピンポーーン……」とインターホンが鳴るのです。

A子はひそかに「もしかしてTさん? 私のことを心配してくれてる……?」と思うようになりました。そして、「このままじゃいけない!」という思いを固めました。

それから半年間、A子は必死で資格を取り、就職先を決め、ついにモラハラ夫と離婚して自由を手に入れました。

「Tさんがいなければ、そしてあの時インターホンが鳴らなければ、きっと今でもモラハラに耐えていたと思う」と話してくれたA子は今、仕事もプライベートも充実させ、第二の人生を楽しんでいます。

ltnライター:藍沢ゆきの

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