誰かと親しくなればなるほど、その関係を当たり前のものだと思ってしまいがちです。でも、親しいからこその「境界線」は、どんな間柄にも必要なのかもしれません。今回は筆者の友人が、ママ友とのエピソードを聞かせてくれました。
シングルマザーのママ友に彼氏ができて……
仲良しのママ友のA子に「実は、彼氏ができたの」と打ち明けられたときは、自分のことのように嬉しく思いました。
A子はシングルマザーで、いつも愚痴や不安を聞いていたので心配していましたし、友達として、幸せを応援したい気持ちでいっぱいでした。
これでA子も心穏やかに幸せに過ごせる、と、ホッと胸を撫で下ろしたのを覚えています。
「ちょっとだけお願い!」が当たり前に
でも、その幸せが加速するにつれ、A子の「彼氏最優先」モードがどんどんエスカレートしていきました。
A子の子どもとうちの子どもを我が家で一緒に遊ばせていたはずが、突然「急に彼と会えることになって! お願い!」と、当然のように子どもだけを置いて出かけてしまうようになっていったのです。
最初は快く送り出していましたが、さすがに運動会の日に「今日デートで行けないけど、ビデオ撮影お願いね!」と連絡が来たときは、正直ドン引きでした。