いつも繁盛している飲食店では、あまりの混雑具合についイライラしてしまう人もいますよね。だからと言って、店員さんに八つ当たりしたり、ましてや理不尽なクレームをいれたりするのはもってのほかなのですが……。
筆者の友人から聞いた、ある回転寿司店での出来事をご紹介します。

救世主

「あなた、何しているの!?」
と男性客を制する厳しい声が響きました。声の主は、一緒に店を訪れていた女性でした。

どうやら女性がお手洗いに行っている間に、このやり取りが起こっていたようです。

男性客が不満を説明すると、
「みなさんしっかり自分の番が来るまで静かに待っているのよ?」
「ルールがあるんだから、お店の人を困らせちゃダメでしょ!」
と女性は男性客に一喝!

先ほどまでの勢いはどこへやら、男性客はハッとしたように黙り込んでしまいました。 女性は私に対しても「お騒がせしてすみませんでした」と深く謝罪してくださり、何とかその場は収まったのです。

長い待ち時間で余裕がなくなってしまう気持ちも分かります。しかし、システムを正しく利用している人や、一生懸命働くスタッフがいるのも事実です。

「身近な人がマナー違反をしていたら、勇気を持って注意する」。そんな奥様の素晴らしい行動を見て、私も接客の難しさを感じつつも、改めて「誰もが気持ちよく過ごせるお店作り」のために、より分かりやすいご案内を心がけようと前向きな気持ちになれた出来事でした。

【体験者:30代・女性パート主婦、回答時期:2024年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

ltnライター:一瀬あい
元作家志望の専業ライター。小説を志した際に行った女性への取材と執筆活動に魅せられ、現在は女性の人生訓に繋がる記事執筆を専門にする。特に女同士の友情やトラブル、嫁姑問題に関心があり、そのジャンルを中心にltnでヒアリングと執筆を行う。