これは筆者自身の体験談です。介護の仕事をしていることを理由に、義理の家族から「プロなんだから親の面倒を見るのは当然」と、介護をすべて押しつけられそうになった私。思わぬ要求への対応策とは──?


お金に執着している義姉と弟にとって、「相続放棄」という言葉はかなり応えたようです。将来受け取れるはずの財産まで失うかもしれないと気づいた途端、2人とも顔色を変え、それまでの勢いが嘘のように黙り込んでしまいました。
そんな義家族を前に、夫は最後まで毅然とした態度を崩しませんでした。おかげで、私に介護を押しつけようとしていた兄弟たちの思惑は崩れ、その後は態度を改めて話し合いをすることに。曜日ごとに担当を決め、それぞれが責任を持って介護することで話がまとまりました。
実家に近い我が家が担当する日が多く、負担に差が出てしまったのは事実です。それでも、最後まで家族全員で協力しながら役割を分担し、自宅介護を無事に終えることができました。理不尽な要求にきっぱりと立ち向かってくれた夫には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
【体験者:40代、筆者、回答時期:2026/06】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
Illustrator:fumo
FTNコラムニスト:藤野 ゆうこ
2度の離婚を経て、シングルマザーとして介護職の管理者を務める現役会社員。
現場で触れてきた数多くの家族の人生模様や、自身の波乱万丈な実体験をベースに、読者が同じ苦労をしないための教訓を込めたコラムを執筆。
現在は介護現場や周囲への取材を通じ、嫁姑・夫婦関係・ママ友など、複雑な人間関係のトラブル解決に繋がる情報を発信中。
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