
ツラい更年期
私は、数年前から更年期の症状に悩まされていました。
頭痛や肩こりは毎日のように起こり、どうしようもない怠さや精神的な落ち込みも感じるようになっていました。
身体が思うように動かない日も多かったのですが、夫はまったく家事に協力してくれません。
私が「ツラい」と訴えても、「気の持ちようだ」と取り合ってくれなかったのです。
派手な嫁
息子は2年ほど前に結婚しました。
お相手の女性はとても派手な、いわゆるギャルっぽい女性。
とても人懐っこく可愛い性格だったのですが、私は見た目や言葉遣いから、勝手に苦手意識を持っていました。
ある週末、息子夫婦が遊びに来た時のことです。
私は朝から体調が悪く、夫に買い物を頼んだのですが「何で俺が行かなくちゃいけないんだ」と一言。
やってきた息子は「今日は母さんの唐揚げが食べたいから作っておいて」と言い残し、夫と一緒にゴルフに出かけてしまいました。
意外なヘルプ
私はとにかく身体がだるくて、いつも通り動けない状態……そんな私を助けてくれたのは、嫁のH香でした。
「お義母さん無理しなくていいよ」
「私がやるから横になってて」
と買い物や掃除、食事の支度まで、すべてを行ってくれたのです。
私が横になっていると「これ食べられる?」と温かいスープを作って持ってきてくれました。
思わぬ一喝
夕方になり、ゴルフから帰ってきた夫と息子は、帰ってくると「腹減った」「疲れた」とリビングで寝転がりました。
そろそろ動かなければと思ったその時、2人の様子を見たH香が「お前ら、いい加減にしろよ!」と一喝。
驚いた2人を睨みつけながら「具合悪いんだから、少しはお義母さんの心配をしろ!」と怒鳴りつけてくれたのです。
体験者の声
見た目が派手だというだけで、H香に対して苦手意識を持っていた私。
しかし、実際は私のことを本気で心配してくれる優しい子でした。
それからもH香は、私の様子を見に来てくれます。
今回のことで、ようやくわだかまりが取れて、本当の家族になれたような気がしました。
【体験者:60代女性・主婦、回答時期:2026年9月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


