筆者の友人から聞いた話です。友人の夫は、自称「食通」で、特に魚にはうるさいそう。ある日、友人が買ってきた魚を見て「旬の魚じゃない!」と断言してきて──?
画像: 夕食の焼き魚に「この魚、旬じゃないだろ。もっと勉強したら?」夫がドヤ顔 → 鮮魚店の『店主の言葉』に完敗

魚にうるさい自称「食通」の夫

私は近所の鮮魚店に長年通っています。

店主に「今日のおすすめは何ですか?」と聞き、その日の状態がいいものを選んでもらうのがいつもの買い方です。

一方、夫は自称「食通」。
特に魚にはこだわりがあり、産地や旬についてよく語ります。

ある日、店主に勧められた魚を焼いて夕食に出したところ、夫は魚を見るなり、「この魚は今が旬じゃないだろ。魚を買うなら、ちゃんと選んでよ」と言ってきました。

「俺なら選ばないね」の一言にムッ……!

「でも、お店の人がおいしいっておすすめしてくれたから」と説明しても、夫は「俺ならこの時期にこの魚は選ばないね」と得意げな顔。

私は、長年お世話になっている店主まで否定されたような気がして、だんだん腹が立ってきました。

もちろん、夫が魚に詳しいことは知っています。
でも、店主は毎日魚を見ているプロです。

つい、「そんなに言うなら、今度一緒にお店に行ってみる?」と、少し意地になって言ってしまいました。

店主が明かした「魚の旬」とは?

翌日、私がいつもの鮮魚店へ行こうとすると、夫もついてきました。

店に着くなり夫は、「昨日の魚って、あれ、今はまだ旬じゃないですよね?」と、得意げに言います。

上から目線な夫の言い方にヒヤヒヤしながら見守っていた私ですが、店主は穏やかに「いやいや、今週に入って脂が一番乗ってきたところですよ」と説明しました。

夫が「でも、この魚は来月ごろが旬だと……」と食い下がると、店主は少し笑って、
「産卵時期や漁場、天候によって、毎年食べ頃は変わります。旬は一つの月だけで決めるものじゃないんですよ」

と教えてくれました。

さらに、魚の身や脂の状態を見せてもらいながら説明を聞くうちに、夫の口数が減り、考え込むような表情に。

どうやら、ネットや本で得た知識だけで判断するのは早計だったと気づいたようでした。

知識を競うより大切なこと

帰宅すると、夫は珍しく素直に「悪かった」と謝ってきました。

「店の人まで馬鹿にするような言い方をした。知識だけで決めつけてたよ」

それから夫は、魚について何か言う前に、まず店主に質問するようになりました。
最近では私と一緒に店へ行き、「今日は何がおいしいですか?」と聞きながら魚を選ぶことも増えています。

筆者の見解

食卓では知識を競うより、一緒に「これ、おいしいね」と言える時間を楽しみたいですよね。

【体験者:30代・女性・パート勤務、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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