良好な関係だった義母に、子どものことで何度言ってもやめてほしいことをされてしまうのが悩みだったE世さん。ついには、夫婦で大切に考えていた娘のファーストカットまで勝手にされてしまい……?

孫の髪を勝手に切り悪びれない義母。敷地内別居を解消し距離を置くことに成功
敷地内別居である義実家との関係
E世さんは夫、もうすぐ1歳になる娘と暮らしており、近くには義両親が住んでいました。
敷地内別居ということもあり、義母は毎日のように家を訪れていたと言います。
E世さん自身も仕事をしていたため、娘を義両親に預けることもあり、関係は良好でした。
ただ、以前から気になることがありました。それは義母が娘の爪を勝手に切ってしまうことです。
E世さんは爪の形や深爪にならないよう切り方にこだわりがあり、自分で切ると何度も伝えていました。それでも義母は勝手に爪を切ってしまいます。善意から来る行動なのでしょうが、角を落とさずまっすぐ切るため、娘の顔に爪が当たって傷ができたり、深く切って血が出たりすることもありました。
ファーストカットを前にぱっつんに切られた娘の前髪
「危ないからやめてほしい」と何度伝えても、義母はなかなかやめてくれませんでした。それでも、服を買ってくれたり、娘を可愛がってくれたりすることもあり、E世さんは義母との関係を悪くしたくない気持ちもあって、ある程度は我慢していたと言います。
そんなある日、仕事から帰宅すると、娘の姿を見てE世さんは違和感を覚えます。
よく見ると、娘の前髪が眉毛より上でぱっつんに切られていたのです。
実はE世さんと夫は、1歳の誕生日に娘のファーストカットをする予定でした。義両親にもそのことは何度も伝えていたため、E世さんは驚きとショックを隠せませんでした。
「流行りなんでしょ?」と悪気のない義母
義母に理由を聞くと、
「今は眉毛の上に髪を揃えて切るのが流行りなんやろ? やってあげたよ。目にかかりそうだったから」
と、悪びれる様子もありません。
E世さんは「ファーストカットをする予定だと何度も伝えていたのに、なぜ勝手に切ったのか」と涙を流しながら抗議しました。しかし義母からは、
「気にしすぎや」
「そんな怒らんでもいいやん」
と逆に言われてしまうのです。
これまで爪切りについても何度伝えても聞いてもらえなかったことが重なり、E世さんは「もう限界」と感じたそう。
その後、夫に事情を話すと、夫は義母に強く抗議。義父からも注意され、義母は不貞腐れながら謝ったものの、E世さんには本当に反省しているようには見えませんでした。
E世さんが決意したこと
この出来事をきっかけに、E世さんは義両親に娘を預けることをやめると決意。夫婦で保育所を探し始め、それまで当たり前だった敷地内別居も解消することにしました。
距離を置くと決まってから、義母は必死に謝ってきたと言います。
しかしE世さんは、それまで何度伝えても自分の意思を尊重してもらえなかったことへの不信感が拭えず、以前のような関係には戻ることはできませんでした。
そして、現在は義両親と年に一度会う程度の距離になったと言います。
娘を可愛がってくれていたことには感謝しているものの、「可愛がること」と「親である自分たちの意思を尊重することは別だった」と感じているそうです。
筆者の見解
子どもを可愛がってくれることはありがたい一方で、親が「やめてほしい」と伝えていることまで勝手にされてしまえば、不信感につながることもあります。
E世さんは今回の出来事を通して、良好な関係を続けるためにも、我慢を重ねるのではなく、自分たちの考えや子どものことを守るための線引きをすることが大切だと感じたそうです。
【体験者情報:30代・女性医療従事者、回答時期:2026年7月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


