
デイサービス利用に猛反対する義姉
義母の要介護度が上がり、日中の見守りや介助に限界を感じていた私たち夫婦。介護疲れで倒れてしまう前にと、ケアマネジャーさんと相談して週に数回のデイサービス利用を検討し始めました。しかし、それを聞きつけた別居の義姉から待ったがかかりました。「実の親を施設やプロに預けるなんて手抜きよ!」「お義母さんが可哀想だと思わないの? 家族で面倒を見るのが愛情でしょ」と、強い言葉で非難してきたのです。
口だけ出す義姉への提案
普段の介護には一切手を貸さず、口だけを出してくる義姉の言い分に私は正直、頭を痛めました。そこで私は怒りを抑え、笑顔で「そこまでおっしゃるなら、お義姉さんに介護をお任せした方がお義母さんも幸せですね。今週末、試しに丸一日介護をお願いしてもよろしいですか?」と提案しました。義姉は「それくらい当然よ、本当の愛情を見せてあげるわ」と自信満々に引き受けました。
たった一日で崩れ去った自信
週末、私と夫は義姉に自宅を任せて外出。夕方帰宅すると、そこには朝の余裕が嘘のように髪が乱れ、ゲッソリと疲れ果てた義姉の姿がありました。何度注意しても目を離すと危険な行動をとる義母の対応や、食事や排泄の介助に翻弄され、自分がトイレに行く暇すらなかったそうです。義姉は息を荒らしながら「こんなに大変だなんて思わなかった……私には絶対無理」と蚊の鳴くような声で呟きました。
改心した義姉とプロへの感謝
自分の認識の甘さを痛感した義姉は、「現場の大変さを知りもせず、失礼なことを言って本当にごめんなさい」と深く謝罪してきました。それ以来、義姉はデイサービスの利用に全面的に賛成してくれるようになり、費用面や手続きでも進んで協力してくれるようになりました。
体験者の声
介護は家族の気持ちだけでは限界があります。プロの手を借りることが、結果として家族全員の笑顔を守るのだと実感した出来事でした。
【体験者:40代・女性、パート 回答時期:2026/08】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


