友人Aの話です。役職定年で帰宅時間が早くなった夫から「仕事辞めたら?」と言われたAさん。その理由を知り、ある質問をぶつけると──。
画像: 16時に帰宅する夫が「仕事辞めたら」えっ何で?『身勝手な理由』に「じゃあ私が」妻のひと言で夫は沈黙

夫からの要求

長年単身赴任をしていた夫が、役職定年を機に自宅へ戻ってきました。
勤務時間も変わり、以前のような飲み会も減ったため、16時ごろには仕事が終わる生活です。
一方、私の仕事は17時まで。
当然、夫のほうが先に帰宅するようになりました。
そんな生活が始まってから、夫が突然「仕事辞めたら?」と言い出したのです。

理由を聞くと

理由を聞くと、早く帰宅するようになった夫は、家に帰ったらすぐ夕食を食べたいとのこと。
しかし、夫は早く帰っても家事をするわけではありません。
私が帰宅するまで、お菓子を食べながらテレビを見ています。

「自分の帰宅時間が変わったから、私が仕事を辞めるの?」
さすがに呆れてしまいました。
そもそも私が働き始めたのは、夫から渡される生活費だけでは足りなかったからです。
子どもたちにしてあげたいことや、自分に必要なものは自分の収入で賄ってきました。
普段使っている軽自動車も、自分のお金で購入しています。
夫の都合だけで、その収入を手放すつもりはありません。

質問すると

そこで私は夫に尋ねました。
「仕事を辞めるんだったら、私が稼いでる分、生活費を増やしてくれる?」
すると夫は何も答えず、プイっと踵を返して自室へ戻ってしまいました。

役職定年によって夫の給料は下がり、自分が自由に使えるお金も以前より減っています。
その後2~3日は口数も減りましたが、いつの間にか普段通りの生活に戻り、それ以来、夫が「仕事辞めたら?」と言うことはなくなりました。

体験者の声

夫の反応を見ていると、今度は別のことが気になってきました。
「今まで自分の給料を自由に使ってきたはずなのに、もしかして思っているほど貯金してないんじゃ……」
そう考えると、仕事を辞めるどころではありません。

役職定年を迎えれば収入も変わり、これからは老後の生活も考える必要があります。
「老後のこともあるし、自分の収入は自分で確保しておこう」
夫のひと言をきっかけに、私はむしろ仕事を続けようという気持ちが強くなりました。

家族の働き方が変われば、生活リズムも変わります。そのしわ寄せを一方だけが引き受けるのではなく、家事の分担や家計について夫婦で考えていくことも必要なのだと思います。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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