
一度も参加したことのない地域行事
普段からご近所付き合いがない私たち家族。ある日、公園の掲示板で地域の「秋祭り」のポスターを見かけました。小学生の娘は「これ、行ってみたい!」と言いましたが、近所付き合いもなく知り合いもいない輪に入るのが億劫だと思った私は、「行っても知ってる人いないよ」と断りました。しかし、それからも娘は「お祭り行きたい」とくり返し言うので、「少しだけね」と、見に行くことに。
手作りゲームで盛り上がるお祭り
歩いて数分の神社に着くと、手作りのゲームコーナーがずらり。娘は、輪投げコーナーを担当していた高校生くらいのお姉さんと、すぐに打ち解けていました。「あそこを狙うといいよ」「こうやって投げると入りやすいよ」とコツを教えてもらい、とってもうれしそう。最初は知らない人しかいないし面倒だと思っていた私でしたが、地域の手作りのお祭りを体験して、行ってよかったと思えたのです。
近所のコンビニで再会
お祭りからしばらく経ったある日。娘と一緒に家の最寄りのコンビニへ行ったときのことです。レジに立っていた店員さんになんだか見覚えが。娘が「あれ、輪投げのお姉さんじゃない?」と気付き、お姉さんも「お祭りの時の!」と笑顔を返してくれたのです。まさかこんな偶然があるなんて。聞くと、週末にこのコンビニでアルバイトをしていると教えてくれました。
初めてできた近所のご縁
それ以来、週末の朝には「お姉さんのコンビニで牛乳とパン買ってきてくれる?」と、娘におつかいを頼むのがわが家の定番に。娘も「今日もお姉ちゃんいたよ!」とうれしそうに帰ってきます。「地域のイベントなんて」「近所付き合いは面倒」と思っていた私でしたが、お祭りへの参加をきっかけに、その意識が変わりました。
体験者の声
億劫がっていた地域のお祭りでしたが、まさか近所のご縁につながるとは。見知らぬ土地に「顔見知りのやさしいお姉さん」ができたことは、娘と私にとって、本当にうれしい出来事なのでした。
【体験者:40代、女性会社員、回答時期:2026年8月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


