結婚や妊娠の可能性を理由に「どうせ仕事を辞める」と決めつけられ、重要な仕事から外されそうになった知人のI子が、同世代の男性社員からの思わぬひと言でスカッと!
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上司の決めつけ

I子は30代の会社員。担当している仕事にやりがいを感じており、後輩の指導まで任されるようになっていました。

ある日、上司のY郎から会議室に呼ばれ、新しいプロジェクトの話をされたI子。「この案件、I子さんにも入ってもらおうと思ってる」という言葉に「ありがとうございます!」と喜んだI子でしたが、続くY郎の言葉に表情が固まりました。

「でも、最近結婚したんだよね? 妊娠したらどうせ仕事辞めるんでしょ?」I子は「いえ、私は今のところ仕事を続けたいと思っています」と答えました。

するとY郎は「そうは言っても、子どもができたら考え方も変わるよ。長期の仕事を任せるのはやっぱり難しいかな」と勝手に話を進めてしまったのです。

本人の意思を聞かずに話が進んでいく

I子は「将来のことはまだ分かりません。でも、今は仕事を続けたいです」と後日何度も伝えました。それでもY郎は「女性は家庭のこともあるからね」「他の人に任せたほうがいいでしょう」とI子の希望を聞こうとしません。さらに翌週、I子が担当する予定だった仕事から外されていることが分かりました。

「私、そんなこと一度も言ってないのに」

I子が悔しそうにしていると、近くで話を聞いていた同僚のE太が口を開きました。

同世代の救世主がひと言

「すみません。それって、I子さん本人に決めてもらうことじゃないですか?」Y郎が「でも、将来的に辞める可能性もあるだろ」と返すと、E太は落ち着いた声で続けました。

「それなら、男性社員だって将来転職するかもしれないし、介護や病気で働き方が変わる可能性もありますよね。それを理由に、今やる気がある人から仕事を取り上げるんですか?」社内が一瞬、静まり返りました。

さらにE太は「I子さんは今、続けたいって言ってるじゃないですか。まだ起きてもいないことを理由に評価を変えるより、本人が困ったときに会社が支えるべきだと思います」と続けました。I子は思わずE太の顔を見ました。

自分の思い込みと本人の希望は違う

Y郎はしばらく黙っていましたが、やがて「確かに、本人の希望を確認する前に決めつけていたな」と認めました。その後、I子はプロジェクトに正式に参加することになり、以前と変わらず責任ある仕事を任されるようになりました。

I子は後から「妊娠や出産について考えること自体が悪いわけじゃない。でも、私がどう働きたいかを聞かずに『どうせ辞める』と決められたことが一番悔しかった」と話していました。E太の言葉を聞いて、I子自身も「自分の希望は、遠慮せずに伝えていいんだ」と気づいたそうです。

筆者の見解

結婚や妊娠、出産など、人生の変化を周囲が勝手に予測して、本人の仕事への意欲まで決めつけてはいけません。「きっとこうだろう」と判断する前に、まず本人の希望を聞く。そんな当たり前の姿勢が、誰もが働きやすい職場をつくる第一歩なのだと感じたエピソードでした。

【体験者:30代、女性、会社員、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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