
実家暮らしをバカにする兄夫婦
私は現在、高齢になった両親と一緒に実家で暮らしています。独身で実家にいることもあり、別居している兄夫婦からは会うたびに「まだ実家にいるの?」「家賃もかからないし、親に甘えて楽な人生で羨ましいよ」と嫌みを言われていました。兄の奥さんも「本当よね、自由でいいわね」と調子を合わせ、私はいつも苦笑いして受け流すしかありませんでした。
法事の席で始まった説教
ある日、法事の席でのことです。親戚が集まる中でお酒が入った兄は、再び私に向かって説教を始めました。「いい歳して親と同居なんて自立できていない証拠だ」「少しは親離れして自分の力で生きてみたらどうだ?」と、まるで私が親のすねをかじって生活しているかのように周囲に聞こえる大声でバカにしてきたのです。兄の奥さんもクスクスと笑いながらこちらを見ていました。
父親が一喝、出された一冊のノート
黙って耐えていた私ですが、見かねた父親が突然バンッとテーブルを叩き、「いい加減にしなさい!」と激怒しました。店内が一瞬で静まり返る中、父親は自分のカバンから一冊のノートを取り出し、兄夫婦の前に突きつけました。そこには、私が毎月きちんと実家に入れている生活費の金額や、高齢の両親の通院送迎、買い出し、さらには家の修繕や税金の支払いを私がどれだけ負担しているかが細かく記録されていたのです。
体験者の声
父親は兄に向かって「お前たちが年に数回顔を出して好き勝手言っている間、この家と俺たちの生活を陰で支えてくれていたのは全部この子だ! 親に甘えているどころか、俺たちが助けられているんだ!」と怒鳴りつけました。独立してから実家の手伝いも一切せず、口だけを出していた兄夫婦は顔を真っ青にし、ぐうの音も出ない様子で下を向くしかありませんでした。それ以来、兄夫婦が私に対して偉そうな口を叩くことは二度となくなりました。
【体験者:30代・女性、派遣社員、回答時期:2026/08】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


