年金暮らしの筆者の知人Aさん(63歳)は、娘から孫を頻繁に預けられる日々を送っていて──。
画像: 私を無料シッター扱い。孫と外食に行くと「年金生活なんだから」説教する娘。「じゃあ」孫がツッコミ

無料のベビーシッター扱いの日々

娘のS子は週に何度も孫のR(5歳)を預けに来ます。
パートで保育園も利用しているのに「疲れたから休みたい」「美容院に行きたい」「友達とランチの約束がある」と自分の時間を確保するために私を頼るのです。
「孫の面倒を見られて幸せでしょ?」が決まり文句で、ベビーシッター代も食事代もくれたことはありません。

突然の丸投げに右往左往

その日も「夕方には迎えに行く」と颯爽と去ったS子。
ところが夕方を過ぎても現れず、電話越しにはカフェの賑やかな音。
「ちょっと遅くなるから、ご飯食べさせておいて」と軽い一言でした。
急な話に食材の準備もなく、魚の煮つけにほうれん草のお浸し、具沢山の味噌汁を提案すると、Rは「そんなの食べたくない! ハンバーグ!」と大声を上げます。
心もとない財布と相談しながら、近所のファミレスへ向かいました。
Rにはお子様用ハンバーグを注文し、私はドリンクバーだけ。
自分の夕飯は帰ってから残り物で済ませればいいです。

娘の上から目線が炸裂

ようやく迎えに来たS子は、綺麗にセットした髪に新しいネイル。
美容院と友人とのカフェを満喫した様子です。
テーブルの皿を見るなり「また外食? 年金生活なんだからお金は大事にしたほうがいいよ」と上から目線。
あなたが急に丸投げしたからこうなったのに——。
そんな言葉を飲み込んだ、その瞬間でした。
Rくんがケチャップだらけの口で無邪気にこう言ったのです。

「じゃあ、お母さんがこれからお弁当作って持ってきたらいいよ!」

空気が固まりました。面倒を避けていたのは自分自身だと図星を突かれたS子は、「そうね……」と気まずそうに黙り込むのでした。

体験者の声

体力にもお財布にも余裕はないのに、娘は「幸せでしょ」の一点張り。
でも孫のまっすぐな一言が、母親の身勝手さをスカッと言い当ててくれました。あの日以来、S子は事前に食事の連絡をくれたり、お弁当を持たせてくれたりするようになりました。
ほんの少しの想像力を持ってくれるだけで、こんなに救われるのだと実感しています。
孫の可愛さには敵わないけれど、娘にはこれからも気づいていってほしいものです。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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