筆者の体験談です。重度知的障害を持つ次男の度重なるイタズラ……「おまえの教え方が悪い」と私を責め続ける父に訪れた、小さな変化とは。
画像: 「電気くらい消せないの?」障害ある息子の行動を「親の教え方のせい」私を叱り続ける父だったが

繰り返されるイタズラ

私が実家に帰省した際の出来事です。

重度知的障害のある次男は、部屋のそこら中のスイッチを何でも押してしまう癖があります。

私はその都度、次男に声を掛けて、一緒に消す事や触らない様に指導する事を繰り返し行っていました。

私を責める父

父はその様子を見る度に「ちゃんと教えていないからだ」「何度言えば分かるんだ」と私に対して小言を言いました。

次男ができない事を、私の育て方が悪いせいだと決めつけていたのです。

関わりの中での変化

しかし、父自身が次男と時間を過ごし、何度声を掛けても同じ行動を繰り返す様子を目の当たりにします。

そうした中で、「これは一度言えばできる様になる話ではないのだ」と少しずつ理解し、私を責める事は減っていきました。

筆者の見解

障害児に限らず育児は「教えればできる」「親の努力で何とかなる」と言い切れるものではありません。

実際に関わってみて、初めて見えてくる現実があり、その現実を経験する事で理解が深まると感じました。

人はわからない事には厳しくなりがちです。

でも、実際に体験する事で見方が変わる事もあります。

障害のある子どもと暮らす家族に必要な事は、出来ない事を責めるのではなく、まずは理解しようとする気持ちを持つ事なのかもしれません。

【体験者:50代・筆者、回答時期:2026年8月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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