筆者の息子Rを溺愛する母の節約ぶりを心配していた筆者でしたが、ある会話をきっかけに母の本当の想いを知りました。
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孫のRには惜しみなく、なのに自分たちは節約ばかりの母

私の母は孫のRを溺愛しており、Rのためなら財布の紐がゆるみっぱなし。欲しがるものはすぐに買い与え、会うたびにお小遣いも渡しています。
その一方で、両親自身の普段の暮らしぶりはというと、かなり切り詰めた節約生活。電気代を気にして冷房を我慢し、外食もほとんどしません。「家計は本当に大丈夫なのだろうか」と、私はずっと心配していました。

「少しは自分たちのために使って」と伝えてみた

ある日、思い切って母に、「そこまでRのためにしなくていいから、少しは自分たちのために使ってよ。我慢ばかりしていて、見ていて切なくなるの」と伝えました。
ずっと言おうか迷っていた言葉でしたが、母の顔を見ながら、思い切って口にしてみたのです。
てっきり「そうね、たまには贅沢しようかな」と、笑って軽く返ってくるだろうと思っていました。

「これが私の楽しみだから」ときっぱり

ところが母の答えは予想と違うものでした。
「Rのためにお金を使うのが私の楽しみなんだから、好きにさせて」迷いのない、はっきりとした口調でした。その言い方に、私は少し驚いてしまいました。
さらに続けて、「老後のお金はちゃんと確保しているの。節約した中からRの分を捻出しているだけだから、何も問題ないのよ」
まるで見透かしたように言われ、私は思わず言葉に詰まりました。

筆者の見解

母にとって、Rの喜ぶ顔を見ることこそが今の生きがいなのだと、そのとき初めてはっきり理解しました。それ以来、変に遠慮せずありがたく甘えさせてもらうことに。同時にRにも、それが「当たり前」ではなく「感謝すべきこと」だと伝えるようにしています。Rが喜んで感謝を伝える姿を見て、母もますます嬉しそうです。
良かれと思っての心配で、かえって母の生きがいを否定しかねないところでした。相手の想いをきちんと聞くことの大切さを、改めて教えられた出来事です。

【体験者:40代女性・筆者、回答時期:2026年7月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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