
半分だけ使いたい
T子は30代の主婦で、夫と子どもの3人暮らしです。T子はアボカドが大好きなのですが、家族があまり好きではないため、一度に1個使い切ることはあまりありません。
サラダに半分だけ使い、残りは翌日に回すことがほとんど。しかし、アボカドは翌日になると切り口が茶色く変色し、見た目も味も落ちてしまいます。ラップをぴったり密着させたり、保存袋に入れたりと工夫をしてみたものの、どれも決定的な効果は感じられませんでした。
義母が教えてくれた意外な保存法
ある日、義母と一緒に料理をしていた際にT子が「また半分明日にまわそうかな」とつぶやくと、義母が「ラップだけじゃ変色しちゃうじゃない。玉ねぎと一緒に保存してごらんなさい」と教えてくれたのです。
初めて聞く方法に頭に「?」マークが浮かぶT子。その様子をみて、義母はすぐに詳しく説明してくれました。
まず、アボカドは種を取らずに残します。そして密閉できる保存容器に、5ミリほどの厚さに切った生の玉ねぎを2〜3枚敷き、その上にアボカドを切り口を上にして置くだけです。最後に容器のふたを閉めて冷蔵庫へ入れます。
ポイントは、アボカドと玉ねぎを重ねないこと。直接触れなくても、玉ねぎから出る成分が酸化を抑えてくれるそうです。
翌日違いがはっきり!
翌日、冷蔵庫からアボカドを取り出したT子は思わず驚きました。いつもなら茶色くなっている切り口が、ほとんど変色していなかったのです。もちろん切りたてとまったく同じとまではいかないものの、色味は比較的きれいなままで、そのままサラダに使える状態でした。
義母によると、玉ねぎから発生する硫黄成分が酸化をゆるやかにするため、変色しにくくなるとのこと。特別な道具はいらないうえに、玉ねぎは数枚で十分なので、家庭でも簡単に実践できる方法です。
それ以来、T子の家ではアボカドを保存するときは必ずこの方法を取り入れるようになりました。「もうラップだけには戻れないね」とアボカドが苦手な夫も驚いていました。
筆者の見解
少しの工夫と知恵で食品ロスが削減でき、見た目やおいしさまで長持ちします。知っているだけで毎日の料理が少し楽になる、ありがたいライフハックだと感じたエピソードでした。
【体験者:30代・女性主婦、回答時期:2026年5月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:Miwa.S
事務員としてのキャリアを積みながら、ライター活動をスタート。持ち前の聞き上手を活かし、職場の同僚や友人などから、嫁姑・ママ友トラブルなどのリアルなエピソードを多数収集し、その声を中心にコラムを執筆。 新たなスキルを身につけ、読者に共感と気づきを届けたいという思いで、日々精力的に情報を発信している。栄養士の資格を活かして、食に関する記事を執筆することも。

