帰省が面倒だった筆者の友人。しかし、ふと「あること」に気づいたのです――。
画像: 夏の帰省が面倒だった私。初めて父が出迎えてくれた“理由”を聞いて、思わず涙

実家への帰省が面倒だった私

毎年夏になると実家へ帰省するのが恒例だった私。しかし、正直なところ費用もかかるし、手土産を選ぶ手間もあって面倒でした。

私の実家は自然豊かな場所で、遊びに行くところもなく、苦手な虫もうじゃうじゃといます。両親に顔を見せるという義務感から、帰省しているようなものでした。

改札にいたのは――?

今年も同じ感覚で、いつものように最寄り駅で新幹線を降りました。

すると、いつもは家の中で待っているはずの父が、改札の前に立っているのを見つけたのです。

驚いて「なんで来たの!?」と聞くと、「たまにはな」と言って私の荷物を持ってくれる父。
そのまま車へ乗り込むと、父がぽつりぽつりと話してくれました。

いつもと違う過ごし方に

「あと何回、こうやって帰ってくるかなーと思ったらな、たまには迎えに行こうと思って」

その言葉に、父の年齢を改めて意識したことがなかった自分に気づいたのです。

この日、久しぶりに父と2人で晩酌をしました。帰省したのはわずか3日ほどでしたが、いつものように自分の部屋にこもりっぱなしではなく、両親とずっと一緒にいた私。

3人で墓参りに行ったり、少し遠くのショッピングモールへ両親を連れて行ったりしました。

体験者の声

帰りの新幹線に乗るとき、両親が来てくれました。

そして「来年も絶対に帰ろう」と思いながら、1人で静かに涙した私。

「また来年」と言えるのは、決して当たり前ではないのだと気づいた帰省でした。

【体験者:30代・女性会社員、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。

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