突然始まった理不尽な苦情。その本当の原因は、思いもよらないところにありました──。
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突然のクレームに困惑

我が家の隣家には、数年前から「売家」の看板が立っていました。
住みながら売却先を探しているものの、なかなか買い手が見つからない様子でした。

そんなある日、隣家の女性が突然訪ねてきて、「お宅のせいでうちの家がなかなか売れないんだけど」と言い出したのでびっくり!

困惑しながら詳しく話を聞くと、

「お宅の庭が生活感ありすぎるのよ」
「洗濯物が見えるのも印象が悪いし」
「もうちょっと小綺麗にしててくれないと!」

と並べ立てられました。

もちろん我が家は普通に暮らしているだけで、特に散らかしているということもないし、自転車なども常識的な範囲で置いています。

何度も続く身勝手な要求

それからというもの、隣の家に内覧希望で見学者が来るたびに「今日は洗濯物を目立たなくして」「庭をきれいにしておいて」といったお願いとも命令ともつかないことを言われるようになりました。

家が売れない責任を、なぜ隣家の私が負わなければならないのだろう……。
あまりに何度も同じようなことがあり、次第に我慢にも限界を感じ始めていました。

不動産会社が教えてくれた真実

ある時、たまたま不動産会社の担当者と顔を合わせる機会があり、思い切って相談してみることにしました。

「本当に、うちのせいでお隣さんが売れないんでしょうか?」と私が聞くと、担当者は苦笑しながら、「いえいえ、原因はお宅ではありませんよ」と言ったのです。

話を聞くと、隣家の女性は見学者が来るたびに、近所の噂話や根拠のない話を延々と聞かせていたそうです。

「あそこのご主人、いつも帰りが遅いのよ」
「昔この辺でトラブルがあったらしくて」
「向かいの家はしょっちゅう来客があるの」

女性のそうした話を聞いて、「この地域は人間関係が大変そう」と不安に感じる見学者も少なくなかったそうです。

皮肉な結末

やがて、隣人の女性は担当者から「このままではいつまで経っても家は売れませんよ」とはっきり伝えられたそうです。
そして、さすがにそれ以降は近所の噂話をしなくなり、我が家への苦情もぴたりと止みました。
その甲斐あってか、最近ようやく家の買い手が見つかったようです。

体験者の声

人のせいにする前に、自分自身を見つめ直すことの大切さを考えさせられた出来事でした。

【体験者:40代・女性パート勤務、回答時期:2026年6月】

※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:藍沢ゆきの
元OL。出産を機に、育休取得の難しさやワーキングマザーの生き辛さに疑問を持ち、問題提起したいとライターに転身。以来恋愛や人間関係に関するコラムをこれまでに1000本以上執筆するフリーライター。日々フィールドワークやリモートインタビューで女性の人生に関する喜怒哀楽を取材。記事にしている。

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