
初めての出張が決定
わが家は、中学生になった息子と夫と私の3人家族。
息子が小学校に入ってから正社員として働き始めましたが、この仕事が合っているようで毎日楽しく出勤しています。職場の環境もとてもよく、息子が急な体調不良で早退するときにも「早く行ってあげて」と、快く送り出してくれます。
仕事量や勤務時間をある程度セーブしながら働いてきましたが、息子ももう中学生。収入アップや自身のキャリアアップのため、そろそろ出張を入れたいと思い、夫に相談しました。
もちろんいいよとのことで、会社にもそのことを報告。すると、さっそく2泊3日の出張が入りました。
家事を夫と息子に任せることに
今まで家事はほぼ私のワンオペでしたが、出張となれば話は別です。話し合いの際、夫ももちろん家事はすると言ってくれました。
初めての出張、そして私が一人で3日も家を空けるのも初めてのこと。息子と夫のために作り置きおかずを冷蔵庫に詰めたり、冷凍食品などを揃えたりして、出張へ出かけました。
「家はどうなっているかな」
「ちゃんと二人ともごはん食べてるかな」
少し不安な気持ちはあったものの、私自身も初めての出張でてんてこまい。途中からは二人の心配どころではなく、仕事に打ち込みました。
そして最終日、ようやく出張を終えて帰宅すると──?
帰宅後の家に驚き!
ぐちゃぐちゃになっているのでは……と思ったのは杞憂に終わりました。
洗い物もされていて、洗濯物もしっかりと干されていたのです。
深夜に帰ったため息子はもう寝ていましたが、夫は私の帰宅を待ってくれていました。そして、これらの家事はほとんど息子がやったのだと、教えてくれたのです。
夫が家事をやろうとしたら息子がやってきて、そのまま「父さんは座ってて」と言って、横取りしていったそう。結局、夫はほとんど家事をすることなく3日過ごしたといいます。
息子の成長を感じられた3日間
次の日、息子に聞いてみました。
「母さんが今まで全部やってくれてたから」
「俺も今から覚えとかないとと思って」
そう恥ずかしそうに言う息子。さらに「父さんだって仕事してるし、疲れてるからさ」とも。
何も言わなくても、自分で考えて動いてくれた息子の成長をとても嬉しく感じました。出張前はたった3日家を空けるだけで不安でしたが、今後も安心して任せられると感じた出来事です。
【体験者:40代・女性会社員、回答時期:2026年4月】
※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
FTNコラムニスト:清水マキ
育児を機にキャリアを転換し、独学からライター講座の添削講師まで登り詰めた実力派。PTAやスポ少での積極的な交流から、ママたちの「ここだけの話」を日々リサーチ。金融記事も手がける確かな知性と、育児に奮闘する親としての等身大な目線を掛け合わせ、大人女性のライフスタイルから切実な悩みまでを鋭く、温かく描き出す。

